商品紹介
ドメーヌ・デュ・セレ シャルドネ 2019年〈白〉750ml
ドメーヌ・デュ・セレ シャルドネ 2019年〈白〉750ml
1,196円税込(1,088円+税)
※ヴィンテージが変わっても、そんなにテイストに違いがないので、在庫状況によってヴィンテージは変わります。
フランス産(南フランス)、IGP規格。
伝統的なワイン製造のルールに縛られず、低価格、高品質を目指した銘柄。
(ニューワールドワインに近い製造基準で造られたフランスワインという表現も)
フランスのワイン法改正と同時にリリースされた、フランスの生産者が、フランスワインのプライドを
かけて造った、世界にお届けしたいワイン。リリースされてから時間もたち、ご存じの方もいらっしゃ
るかもしれませんが、いくつもの賞の受賞歴もあります。
シャルドネは、柑橘系の香りに、ほのかな樽香。果実味と酸味のバランスが絶妙で、魚介類に最適。
このシャルドネはワイン専門誌などにも取り上げられ、スタンダードワインでありながら高品質な内容
が注目された経歴もある銘柄。
この銘柄を説明するにはIGPやVDFの規格の誕生のお話までさかのぼらなければなりません。
世界のワイン業界は、主にフランス、スペイン、イタリア、ドイツなどヨーロッパの伝統的なワインと、
アメリカ、オーストラリア、チリなどのニューワールドワインと呼ばれるものに分かれます。
ヨーロッパの伝統的なワインにはワイン法と呼ばれる伝統にのっとった製造ルールがあり、これを守って
ワインを造らなければなりません。地名などのラベル表示に関係しており、フランスが特に細かく厳しく
規定されていて、これはイギリスの産業革命が起きた、すぐあとくらいに当時の貴族たちが中心となって
造られた法律とも伝えられております。
そんな背景もあって、ヨーロッパのワインは優れている。特にフランスワインは知名度、ブランド力もあ
り、品質に優れているとされてきました。
ところが、90年代にニューワールドのワインが品質を向上させ、その知名度を上げてきました。
ワインブームの2000年ころにオーストラリアで世界のワインコンクールがあり、ブラインドテイステ
ィングで1位を取ったのが、オーストラリアの1,000円くらいのワインでした。
古くは70年代に、カリフォルニアワインとフランスワインの勝負があり、この時、カリフォルニアワイ
ンが勝負に勝ったという説もあります。その勝負の再戦が2000年代に行われ、再びカリフォルニアワ
インが勝ってしまった。という話も。
つまり、ヨーロッパの伝統的なワインがニューワールドのワインに負けてしまうという出来事が起こりま
した。しかし、これは、ヨーロッパの伝統的なワイン製造では禁止されている、新しい製法を採用したこ
とにより、ニューワールドのワインは、低価格で良質な味を実現することに成功したわけです。
美味しくて安ければルールは無用。これがニューワールドワインの代名詞。
逆に伝統的なワイン製造を行っているヨーロッパのワイン業界からは反発が起こりました。
さらにフランス国内にも、チリワインなどの低価格なニューワールドワインが販売され、業界は混乱。
そんな、闘争が続き。2010年代の初めころに、ニューワールドのワインに簡単ではありますが、ワイ
ン製造のルールができて、それに合わせ、ヨーロッパのワイン法が改正。
例えば、フランスの場合AOC(AOP)は伝統的なワイン製造のルール。IGPやVDFは、ニューワ
ールドの製造ルールに合わせた設計になり、テーブルワインなどの規格はなくなりました。
ニューワールドワインの新製法が、技術革新なんだと、ヨーロッパの伝統的なワイン業界に認められた。
と表現しても良いかもしれません。
そして現在に至ります。
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